クライアントは確認していないことを知ろう
webaprtment、webコンサルタントのayucoです。
web制作者のみなさん、こんな経験はないですか?
何度も出し戻しして、そろそろFIXかな?と思ったらまた修正。ちょっと、お客さまそこは初稿から何も変わってないですよ?
現場担当者とやり取りをしていて、最終決済をトップに取るときにひっくり返ることはままあるので、「またか」と諦められる(納得できないけど)。しかし、決済者と直接やり取りしているとなぜ???となりますね。
私が個人、商店をお客さまとの取引をはじめたときにこの問題に多々ぶつかりました。ある程度の規模のサイトの時はなかったのに。そこで、私が気がついたこと。
お客さまは見たいところしか見ていない!
人事、サービス、カスタマーセンター・・・ひとつのサイトに何人も確認者がいる場合はそれぞれの担当者が各ページを確認します。しかし、ひとりで担当している場合、確認するところはいっぱいあるのに、自分の見たいところしか見ていないのです。
ECサイトであれば一番力を入れている商品のところ。
コーポレートサイトであれば企業メッセージ。
その結果、力を入れていないところはおざなりになり納品間近になって「あ、ここも修正お願いしまーす」となるのです。
制作者としては今更・・・ですよね。そんな事態を少しでも避けるためにwebapartmentでは以下のことを心がけています。
初回確認の時間はたっぷりと
絶対納期がある案件以外は、初回確認の時間をたっぷりとります。その時に、お友達など第三者にもできれば見てもらうようお願いします。
完成間近になって
「知り合いに見てもらったらこうなおした方がいいって言われたんでお願いしまーす」
なんてことを避けるため。
確認リストを送る
確認依頼のメールに箇条書きで確認して欲しい項目を記載しておきます。ページ数が多く長くなりそうだったらお客さまに合わせてExcelやWord、テキストファイルを作ります。
例)
■トップページ
1.メインビジュアル 文言、写真の大きさ、位置
2.会社概要 全テキスト(会社名、所在地、資本金)
※お客さまによってどこまで細かく書くかは変えます。
修正回数を決める
発注の段階で修正回数は同箇所◯回までとお約束します。また、納品後の無償修正箇所と有償修正を決めておきます。そうすることで、確認の精度があがります。確認漏れによる追加料金は嫌ですものね。
web制作者は何サイトも作っているからアタリマエのことでも、Webサービス以外のお客さまにとってははじめてのサイト制作。わからないことがいっぱいです。わからないことがわからない状態なのです。
次のお客さまはスムーズにいくようにと、技術だけでなくやり取り方法などもアップデートしていく必要があります。